旧札を新札にする方法に注目が集まっていますが、過去に発行された記念硬貨はお店で使うことができるのでしょうか。
記念硬貨はオリンピックや万博など国が認めた行事が行われる記念として作られる硬貨です。記念硬貨は一般的なものとは違い、デザインに特徴があり、価値も高いことが多いとされていますね。
そこで今回は、過去に発行された記念硬貨はお店で使うことができるのか、使い方や使える場所などを紹介していきたいと思います。
過去に発行された記念硬貨はお店で使える?
過去に発行された記念硬貨は、基本的にはどこのお店でも使うことができます。記念硬貨はどれだけ古いものでも、刻まれている数字を金額として使用することが可能です。
デザインに違いはありますが、お金としての法的効力は一般的な硬貨と変わりません。しかし、流通量の少なさやデザインの珍しさから、一部の硬貨には額面以上の「プレミア価値」がつくこともあります。
記念硬貨は一般の人でも購入することができるので、コレクター以外でも所有していることが少なくありません。
記念硬貨の使い方や使える場所まとめ
珍しいデザインが特徴の記念硬貨ですが、実際に使うとなると少し勇気がいりますよね。ここでは具体的な使い方や、記念硬貨の使えるお店や場所について見ていきましょう。
両替・入金
記念硬貨を現金化する最も確実な方法は、銀行や信用金庫などの金融機関を利用することです。しかし、一般的な硬貨とは扱いが異なるため、手続きには注意が必要です。
窓口での手続きが基本
記念硬貨は一般的なものとはデザインだけではなく、大きさや重さなども違いがあり、両替機で認識することが難しいことが少なくありません。
そのため、金融機関で両替、入金をする際には両替機ではなく、窓口で行うのがおすすめです。
なお、ゆうちょ銀行や郵便局では基本的に「両替業務」を行っていません。記念硬貨の換金はもちろん、お祝い事などで郵便局で新札に両替をしようとしても対応してもらえないため、銀行の窓口を利用するなどの注意が必要です。

銀行だと損をするケースも
もしその硬貨にプレミア価値がある場合、銀行は「最も損をする場所」になってしまうのをご存知でしょうか。銀行はあくまで両替機関であり、収集品としての価値(プレミア価格)を一切評価しません。どんなに希少な硬貨でも、額面通りの金額でしか交換してくれません。
例えば、純金20gを含む「天皇陛下御在位60年記念10万円金貨」の場合、現在の金相場では素材価値だけで18万円以上の値がつくことも珍しくありません。これを銀行に持ち込むことは、差額の8万円以上を瞬時に失う行為に等しいのです。
そのまま使用
記念硬貨は他のお金と同じように、そのまま使用することができます。記念硬貨の使える場所は他のお金と同じように、コンビニエンスストアやスーパー、ショッピングモールなどで使用することが可能です。
しかし、記念硬貨を受け付けていない店舗や偽物と間違われてしまうことがあると言われています。また、新貨幣である500円玉が自動販売機で使えないように、記念硬貨も使用することが可能性もあるので注意が必要です。
コンビニエンスストアやスーパーで記念硬貨を使用する際には無人レジではなく、人がいるところで利用するようにしましょう。
新500円玉と間違われやすいので注意
特に、2021年から流通している「新500円硬貨(3代目)」との混同には注意が必要です。新500円玉はバイカラー(2色)構造を採用しており、一見すると記念硬貨のような特別なデザインをしています。
店員さんがこれらを混同して混乱してしまうケースもあるため、支払いの際は「これは記念硬貨です」と明確に伝えると、よりスムーズに会計が進むでしょう。
自動釣銭機でのエラーに注意
記念硬貨を実際の店舗で使う行為は、店員側から見ると「迷惑行為」になりうる可能性もあります。
近年普及している自動釣銭機付きのレジは、旧硬貨や記念硬貨を正しく認識できず、エラーを起こすことが多いようです。そうなると店員が手作業でレジ内の現金を調整する必要が生じ、業務の遅延につながります。
万が一、財布を落として「交番でお金借りる」ような緊急事態でなくとも、手持ちが記念硬貨しかない状況で自動販売機や券売機が使えないと、移動や買い物ができず思わぬトラブルになりかねません。
使用時のマナー
店員さんの知識や対応力を試す目的で意図的に使うことは、店側に余計な手間をかけさせ、他の客とのトラブルに発展する可能性もあるため避けるのが賢明です。
これらを踏まえ、もしお店で使う場合は、無人レジではなく「有人のレジ」を選び、事前に「記念硬貨ですが使えますか?」と一言添えるのがマナーと言えるでしょう。
一度に使えるのは20枚まで?法的なルールとは?
また、硬貨の使用には「一度に20枚まで」という法的なルールがあることも覚えておきましょう。「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」により、店側は20枚を超える硬貨の支払いを拒否する権利を持っています。 記念硬貨を大量に消費しようとして一度にジャラジャラと出すと、迷惑行為以前に「受取拒否」の正当な理由となるため、枚数には十分な注意が必要です。
買取
記念硬貨の使い方、使える場所として、買取してもらうという方法もあります。記念硬貨は毎年発行されているわけではなく、記念行事の時に作られるため、希少性があるものも少なくありません。
額面以上の金額でお店に買い取って貰うには、希少性の高い記念硬貨が必要です。しかし、記念硬貨はデザインなどが他のものとは違いますが、大量に生産されています。記念硬貨で価値のあるものとしては、オリンピック関連のものや未使用のものが挙げられるそうです。
もし、買取をするときには複数のお店を回ってみましょう。
記念硬貨に価値はある?知っておきたい判断基準
「手元の500円記念硬貨、もしかして高く売れるかも?」と期待することもありますよね。ここでは、記念硬貨の価値を見極めるポイントと、絶対にやってはいけないNG行動について解説します。
ほとんどは「額面通り」だが例外もある
多くの人が期待する500円記念硬貨ですが、「額面通りの価値しかない」というのが事実です。価値が上がらない主な理由は「発行枚数が多い」ことにあります。例えば、1985年の「国際科学技術博覧会記念」の500円白銅貨は7,000万枚も発行されており、希少性がほとんどありません。
そのため、専門の買取店ではこれらの一般的な硬貨を「買取不可」としているケースも多く、過度な期待は禁物です。
高値がつく例外は?
しかし、例外も存在します。価値を決めるのは絵柄よりも「素材」と「希少性」です。
例えば「中部国際空港開港記念500円銀貨幣」のように、素材が純銀でできているものは、美品であれば額面の6倍もの価値がつく可能性があります。
また、「地方自治法施行60周年記念」の500円硬貨は、47都道府県を揃えたコンプリートセットであれば20,000円を超えることも。未開封の「ミントセット」等は、開封せずにそのまま保管することが重要です。
「磨く」のは価値を下げてしまうため注意が必要
汚れた硬貨をきれいにすれば価値が上がると思っていませんか?実は、硬貨を磨く行為は、その価値を著しく損なうため注意が必要です。
市販の研磨剤やクロスで磨くと、表面に無数の微細な傷がつきます。これは肉眼で見えなくても、専門家の査定では「洗浄品」として扱われ、本来の価値の半額以下になってしまうことも少なくありません。
どんなに汚れていても、現状のまま査定に出すのが高価買取の鉄則です。

記念硬貨はどこで買うことができる?
ここまで読んで「記念硬貨を集めてみたい」と思った方もいるかもしれません。記念硬貨はどこで手に入るのでしょうか。主な購入先としては、
- 造幣局の窓口や公式サイト
- 銀行などの金融機関
- コイン専門店、
- ネットオークション
などが挙げられます。特にネットオークションは珍しい硬貨が見つかる場所ですが、偽物を購入してしまうリスクもあるため注意が必要です。安全に購入したい場合は、造幣局の公式サイトや信頼できる専門店をチェックしてみましょう。
まとめ
今回は過去に発行された記念硬貨はお店で使うことができるのか、使い方や使える場所などを紹介してきました。
記念硬貨の使える場所は一般的なお金と同じようにコンビニエンスストアやスーパーなどでも使用することが可能です。記念硬貨の使い方や使える場所は両替、入金、そのまま使う、買取などの方法があります。
記念硬貨はデザインなどが一般的なお金と違いますが、誰でも購入することができるので、気になる人はチェックしてみましょう。










