【大判小判の価値】豊臣秀吉が作った?天正大判・円歩金について徹底調査

【大判小判の価値】豊臣秀吉が作った?天正大判・円歩金について徹底調査
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現存する金貨の中で世界最大級の大きさと言われている「天正大判」は、豊臣秀吉が鋳造させたと言われています。また、「円歩金」も豊臣秀吉が唯一作らせた小学貨幣だと言われていますが、大きさなどはどうなっているのでしょうか。

豊臣秀吉によって作られた「天正大判」と「円歩金」ですが、どういった目的で作られ、現在の価値はどのくらいになっているのか気になりますよね。

そこで今回は、豊臣秀吉が作らせた「天正大判」と「円歩金」について徹底調査していきたいと思います。

目次

天正大判・円歩金はいつ作られた?

希少性が高く、まがい物が多く出回っていると言われている「天正大判」と「円歩金」ですが、いつ作られたのでしょうか。

「天正大判」と「円歩金」はいつ作られたのか詳しくみていきましょう!

天正大判は安土桃山時代~江戸時代初期

「天正大判」は安土桃山時代〜江戸時代初期にかけて作られたと言われています。豊臣秀吉の命によって、家来への褒美や権力を象徴するために作られた「天正大判」は、金細工師である後藤四郎兵衛家が鋳造したそうです。

「天正大判」は約40,000〜約50,000枚ほどしか作られていないため、非常に価値の高い金貨と言われています。

円歩金は天正17年頃!

豊臣秀吉の命令によって作られた「円歩金」ですが、天正17年頃(1589年)だと言われています。

「円歩金」は金が使われているため希少性が高く、美しい光沢を持ち合わせ、加工のしやすさと腐食や錆などの劣化に強いという理由で鋳造されたそうです。

天正大判・円歩金のサイズとデザインは?

同時期に豊臣秀吉の命令によって鋳造された「天正大判」と「円歩金」ですが、どのくらいの大きさで、どのようなデザインをしているのでしょうか。

現在流通している紙幣や貨幣と同じように、昔のお金も様々なデザインや大きさをしていました。

それでは、「天正大判」と「円歩金」のサイズとデザインについて詳しくみていきましょう!

サイズ

世界最大級の大きさを持つと言われている「天正大判」ですが、どのくらい重さ、大きさをしているのでしょうか。

「天正大判」は「天正菱大判」、「天正長大判」、「大仏大判」の3種類があり、全て164.9グラムという重さがあります。現在、日本で一番大きい硬貨である500円玉で7.1グラムです。比較してみると、かなりの重量があることが分かりますね。

一方で、同時期に作られた「円歩金」の重さは4.5グラムとかなり軽量です。

デザイン

「天正大判」と「円歩金」は希少性価値の高い金が使われ、高度な技術を使って鋳造されたと言われています。

世界最大級の大きさである「天正大判」は表面の中央に「拾両後藤」(花押)と刻印され、右上には「天正十六」、菱枠の桐極印が上に1つ、下の方に2つあるそうです。

軽量かつ小さな「円歩金」は、両面に桐紋が描かれており、非常に美しい紋様だと言われています。

天正大判・円歩金の価値はどのくらい?

「天正大判」と「円歩金」は現存する数がきわめて少なく、希少価値の高い金の含有率も高いため、かなりの価値があると言われています。

「天正大判」の中でも価値が高いのは、世界に6枚しかないと言われる「天正菱大判」です。「天正菱大判」は7,000万円以上の価値があると言われ、スイスで行なわれたオークションでは1億2,000万円という高値が付きました。それ以外の「天正大判」も1,000万円以上はするそうです。

「円歩金」も「天正大判」ほどではないですが、希少価値が高いので495万円の買い取りが付いています。

まとめ

今回は豊臣秀吉によって鋳造された大判・小判の価値や歴史、サイズ、デザインなどについて徹底調査してきました。豊臣秀吉によって鋳造された大判・小判は「天正大判」と「円歩金」といい、安土桃山時代〜江戸時代初期に作られたと言われています。

「天正大判」は世界最大級の大きさがあると言われ、重さは164.9グラムとかなり重く、希少価値の高い金が使われているのが特徴です。「天正大判」と「円歩金」は金が使われているので希少価値が高く、出回っている数も少ないため、かなり価値のある貨幣と言われています。

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この記事を書いた人

今まで勉強してこなかった歴史と経済にハマり、仕事を辞めて世界を放浪中。旅行をしながらその土地の文化と歴史に触れています。キャッシュレスが進む昨今ですが、意外と貨幣にはその国の歴史が詰まっていました。いつ現金がなくなるか分かりませんが、今だからこそ世界のお金のトレビアを紹介します。

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