【世界の通貨】アルバニアの通貨(レク)|硬貨・紙幣・最新デザイン

【世界の通貨】アルバニアの通貨(レク)|硬貨・紙幣・最新デザイン

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この記事では、アルバニアの通貨(レク)のデザインや、アルバニアでの最低賃金など経済事情について調べています。アルバニアの法定通貨はレク(Lek)といい、1926年に導入されました。それ以前は、オスマン帝国時代の通貨が使われていたそうですよ。アルバニアが共産主義体制から市場経済へと移行した1991年以降は、急激なインフレを経験。さらに国家規模の経済危機が発生し、レクの価値は急落しました。現在は経済が安定化し、信頼性のある通貨として機能しています。そんなレクについて、基本情報をまとめてみましょう。

目次

現在のアルバニアの主要通貨

アルバニアの主要通貨は「レク」です。発行・管理はアルバニアの中央銀行であるアルバニア銀行が担っています。補助単位としてキンダルカがあり、1レクは100キンダルカに相当します。しかし現在は、額面が小さすぎるため事実上流通しておらず、日常取引では使われていません。硬貨は6種類発行されており、主に日常的な少額決済に用いられているようです。

アルバニア通貨の表記

アルバニアの国際通貨コードは「ALL」と表記され、通貨記号はLで表示されます。ALLはAlbanian Lekの頭文字を取ったもので、Lekはアルバニア語で「Lekë」と表記されます。簡易的にLekeやLekと、英語表記になっているそうですよ。アルバニア国内では「100L」「500L」のように、数字の後ろにレクのLが置かれる表記がなされています。注意が必要なのは、アルバニアに住む年配の方は「新レク」ではなく「旧レク」の単位で話す可能性があること。たとえば5,000レクと言われても、実際には500レクのことを指している可能性があるのだそうです。

現在の為替レート

アルバニアで使われている通貨・レクのレートを見てみましょう。2026年6月現在、1レクは1.9円です。アメリカドルでは0.01ドル、ユーロでも同じく0.01ユーロとなります。日本円では2円弱ということですが、物価が安いので日本よりもかなり生活費は抑えられるそうです。しかし、給料自体が低いので生活水準としては低いのだとか。1990年代にハイパーインフレを経験している通貨ですが、現在は低インフレで安定した成長経済がみられています。

アルバニアの紙幣とコインの最新デザインと種類

アルバニアで使われている通貨と紙幣のデザインをご紹介します。

10,000レク紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものアレクサンダー・スタヴレ・ドレノヴァ国旗、国章、オルゴール、楽譜
デザイン詳細アルバニア国歌の作詞者
透かし「10000」の数字
大きさ160 mm x 72 mm

(画像の引用:https://www.bankofalbania.org/Currency/Banknotes_in_circulation/10000_Lek/

5,000レク紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものスカンデルベグ(本名ジェルジ・カストリオティ)クルヤ城
デザイン詳細アルバニア最大の民族英雄スカンデルベグの拠点
透かしアルバニア銀行の建物・「BSH」・「5000」の文字
大きさ153 mm x 72 mm

(画像の引用:https://www.bankofalbania.org/Currency/Banknotes_in_circulation/5000_Lek/

2,000レク紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものゲント王薬草ゲンチアナ
デザイン詳細イリュリア最後の王で政治家・戦士・医学者ゲント王が薬効を発見した薬草、古代イリュリアの建築物、リブルニア船の図案
バイオレット
透かしゲント王
大きさ146 mm x 72 mm

(画像の引用:https://www.bankofalbania.org/Currency/Banknotes_in_circulation/2000_Lek/

1,000レク紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものピェテル・ボグダニボグダニの思想を象徴する太陽を中心とした図案 カトリック教会の外観
デザイン詳細アルバニア中世文学の著名な作家・聖職者
透かしピェテル・ボグダニ
大きさ139 mm x 69 mm

(画像の引用: https://www.bankofalbania.org/Currency/Banknotes_in_circulation/1000_Lek/

500レク紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものイスマイル・ケマリ独立国立博物館(独立が宣言された建物)
デザイン詳細アルバニア独立運動の指導者・初代首相
透かし「500」の数字、アルバニアの鷲、イスマイル・ケマリ
大きさ132 mm x 69 mm

(画像の引用:https://www.bankofalbania.org/Currency/Banknotes_in_circulation/500_Lek/

200レク紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものナイム・フラシェリナイム・フラシェリが生まれた家
デザイン詳細アルバニアの詩人
透かしナイム・フラシェリ
大きさ125 mm x 65 mm

(画像の引用:https://www.bankofalbania.org/Currency/Banknotes_in_circulation/200_lek/

100レク硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているもの碑文、イリュリアの女王テウタ、鋳造年額面、花輪の形の枝
素材外側: 銅 – ニッケル合金、 内側: 銅 – アルミニウム – ニッケル合金
大きさ24.75mm
重さ6.7g

(画像の引用: https://www.bankofalbania.org/Currency/Coins_in_circulation/100_lek.html

50レク硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているもの碑文、イリリアのゲント王、鋳造年額面、花輪の形の枝
素材銅ニッケル合金
大きさ24.25mm
重さ5.5g

(画像の引用:https://www.bankofalbania.org/Currency/Coins_in_circulation/50_ALL.html

20レク硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているもの碑文、リブリニア船、鋳造年額面、花輪の形の枝
素材銅ニッケル合金、 銅 – ニッケル – アルミニウム合金、 真鍮メッキ鋼
大きさ22.5 mm
重さ5g

(画像の引用:https://www.bankofalbania.org/Currency/Coins_in_circulation/20_lek.html

10レク硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているもの碑文、ベラト城、鋳造年額面、花輪の形の枝
素材銅 – ニッケル – アルミニウム合金、 銅 – ニッケル – アルミニウム合金、 真鍮メッキ鋼
大きさ21.25mm
重さ3.6g

(画像の引用: https://www.bankofalbania.org/Currency/Coins_in_circulation/10_lek.html

~~~硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているもの碑文、アルバニア国旗のワシ、鋳造年額面、枝
素材ニッケルメッキ鋼
大きさ20mm
重さ3.120g

(画像の引用:https://www.bankofalbania.org/Currency/Coins_in_circulation/5_lek.html

偽札を防ぐためにしていること

アルバニアの紙幣において偽札を防ぐために施されているのは、以下の通りです。

  • 凸版印刷による浮き上がり加工が施されている
  • 視覚障害者向けの識別用凸型マークが採用されている
  • 「触れる・見る・傾ける(FEEL, LOOK, TILT)」という3段階の真偽確認が採用されている

アルバニアの最低賃金と平均年収は?

アルバニアの最低賃金と平均年収を見てみましょう。2026年1月1日より、アルバニアの最低賃金は月額50,000レクに引き上げられました。時給に換算すると287.3レク(約3ユーロ)となります。前年の40,000レクから、なんと25%の大幅引き上げとなったそうですよ。インフレへの対応と生活水準の向上が目的とされており、今後さらなる発展が期待されています。平均年収は約996,000レク(約12,180米ドル)で、日本円にすると約112万円前後。業種・経験・地域によって差が大きいそうです。

まとめ

アルバニアの通貨・レクについて、またアルバニアの賃金や年収について調査しました。アルバニアはEUに加盟していないためユーロは法定通貨ではありませんが、首都ティラナをはじめとする観光地や大型店舗ではユーロが非公式に広く受け入れられています。旅行者にとっては利便性が高い一方、おつりがレクで返ってくるケースもあるそうです。地方では現金が必須となるため、余裕を持って現金を準備しておきましょう!

参考文献

  1. https://www.bis-ans-ende-der-welt.net/Albanien-B-En.htm
  2. https://www.bankofalbania.org/home/
  3. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%AF_(%E9%80%9A%E8%B2%A8)
  4. https://www.xe.com/
  5. https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/albania/data.html
  6. https://travesim.com/jp/blog/5700

この記事を書いた人

今まで勉強してこなかった歴史と経済にハマり、仕事を辞めて世界を放浪中。旅行をしながらその土地の文化と歴史に触れています。キャッシュレスが進む昨今ですが、意外と貨幣にはその国の歴史が詰まっていました。いつ現金がなくなるか分かりませんが、今だからこそ世界のお金のトレビアを紹介します。

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