この記事では、チュニジアの通貨(ディナール)のデザインや、チュニジアでの最低賃金など経済事情について調べています。チュニジアは北アフリカに位置するアラブ諸国のひとつ。北・東は地中海、西はアルジェリア、南東はリビアと国境を接します。首都はチュニスで、古代カルタゴの地としても知られていますね。1956年にフランスから独立し、1958年に通貨ディナールの使用が決定されました。その前はフランスの通貨・フランが使われていました。
現在のチュニジアの主要通貨
チュニジアの主要通貨は「ディナール」です。1960年に、旧通貨のフランに代わって導入されました。補助単位はミリームで、1ディナール=1,000ミリームとなっています。チュニジア・ディナールは。国外への持ち出しが法律で禁止されている通貨でもあります。入出国時に、外貨の申告が義務付けられているのですね。両替は、現地の銀行や公認両替所で行う必要がありますよ。
チュニジア通貨の表記
チュニジアの国際通貨コードは「TND」と表記されます。Tunisian Numeric Dinarの略で、ディナールという名称はローマ時代の銀貨「デナリウス」に由来しているそうですよ。チュジニアで使われているディナールは「チュジニア・ディナール」と呼ばれていますが、ディナール自体は他にもアルジェリアやイラク、ヨルダンなど、アラブ地域などの多くの国で使われています。
現在の為替レート
チュニジアで使われている通貨・ディナールのレートを見てみましょう。2026年2月現在、1TNDは54JPYです。アメリカドルでは0.34USD、ユーロでは0.29EURとなっています。1960年に導入されたディナールは、1964年まで1USD=0.42TNDで固定されていましたが、0.525TNDに切り下げられました。このレートは1971年まで固定され、その後は変動相場へ移行されたとみられます。
チュニジアの紙幣とコインの最新デザインと種類
チュニジアで使われている通貨と紙幣のデザインをご紹介します。
50ディナール紙幣
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | ヘディ・ヌイラ | チュジニア中央銀行 |
| デザイン詳細 | チュジニアの政治家 | |
| 色 | 茶 | |
| 透かし | ヘディ・ヌイラ | |
| 大きさ | 158×79(mm) |
(画像の引用:https://banknotenews.com/?p=47907 )
20ディナール紙幣
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | ファルハット・ハシェド | エル・ジェムの円形闘技場 |
| デザイン詳細 | チュニジアの労働組合指導者 | 240年頃に建造された北アフリカ最大のローマ時代遺跡 |
| 色 | 赤 | |
| 透かし | ファルハット・ハシェド | |
| 大きさ | 153×76(mm) |
(画像の引用:https://banknotenews.com/?p=3315 )
10ディナール紙幣
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | テウヒダ・ベン・シェイク | ベルベル陶器 |
| デザイン詳細 | チュニジアの女医 | チュニジア北部セジュナン村のベルベルの人たちが作り始めたといわれる陶器 |
| 色 | 青 | |
| 透かし | テウヒダ・ベン・シェイク | |
| 大きさ | 148×73(mm) |
(画像の引用:https://banknotenews.com/?p=48131 )
5ディナール紙幣
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | スラヘディン・エル・アマミ | ローマ遺跡「ザグーアンの水道橋」 |
| デザイン詳細 | チュニジアの農業技術者・研究者 | ザグーアンにある遺跡 |
| 色 | 緑 | |
| 透かし | スラヘディン・エル・アマミ | |
| 大きさ | 143×70(mm) |
(画像の引用:https://banknotenews.com/?p=36299 )
5ディナール硬貨
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | ハビーブ・ブルギーバ | チュニジアの国章 |
| デザイン詳細 | チュニジア共和国初代大統領 | |
| 素材 | バイメタル | |
| 大きさ | 29mm | |
| 重さ | 10g |
(画像の引用:https://en.numista.com/1207 )
2ディナール硬貨
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | カルタゴのポエニ港 | オリーブの木 |
| デザイン詳細 | チュニジアのカルタゴに遺構が残る古代技術の傑作 | |
| 素材 | バイメタル | |
| 大きさ | 29.4mm | |
| 重さ | 11.2g |
(画像の引用:https://en.numista.com/53901 )
1ディナール硬貨
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | 女性の横顔 | チュニジアの国章 オリーブの枝 |
| 素材 | 白銅 | |
| 大きさ | 28mm | |
| 重さ | 9.5 g |
(画像の引用:https://en.numista.com/257573)
500ミリーム硬貨
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | オレンジを持つ手 | チュニジアの国章 |
| 素材 | ニッケル | |
| 大きさ | 24mm | |
| 重さ | 7.5g |
(画像の引用:https://en.numista.com/327286 )
200ミリーム硬貨
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | 額面の数字 | 「チュニジア中央銀行」の文字 |
| 素材 | 銅 | |
| 大きさ | 29.2mm | |
| 重さ | 9.4g |
(画像の引用:https://en.numista.com/53900 )
100ミリーム硬貨
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | 額面の数字 | 碑文と日付 「チュニジア中央銀行」の文字 |
| 素材 | 真鍮 | |
| 大きさ | 27mm | |
| 重さ | 7.5g |
(画像の引用:https://en.numista.com/825 )
50ミリーム硬貨
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | 額面の数字 | 碑文と日付 「チュニジア中央銀行」の文字 |
| 素材 | 真鍮 | |
| 大きさ | 25mm | |
| 重さ | 6g |
(画像の引用:https://en.numista.com/824 )
20ミリーム硬貨
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | 額面の数字 | 「チュニジア中央銀行」の文字 |
| 素材 | 真鍮 | |
| 大きさ | 22mm | |
| 重さ | 4.1g |
(画像の引用: https://en.numista.com/47629)
10ミリーム硬貨
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | 額面の数字 | 「チュニジア中央銀行」の文字 |
| 素材 | 真鍮 | |
| 大きさ | 19mm | |
| 重さ | 3.2g |
(画像の引用: https://en.numista.com/53898)
5ミリーム硬貨
| デザイン | 表(Front) | 裏(Back) |
|---|---|---|
| 描かれているもの | 額面の数字 | オークの木 |
| 素材 | アルミニウム | |
| 大きさ | 24mm | |
| 重さ | 1.49g |
(画像の引用:https://en.numista.com/1199 )
偽札を防ぐためにしていること
チュニジアの紙幣において偽札を防ぐために施されているのは、以下の通りです。
- セキュリティスレッドが埋め込まれている
- 傾けると数字が動いて見えるウインドウが印刷されている
- 光学可変インクが施されている
- 紫外線/赤外線で反応するインクが施されている
観光地や市場など現金流通が多い場所では偽札が流通しているようですが、組織的な偽札問題が起こっているわけではないそうです。チュニジアは近年、経済的に厳しい状況にあります。通貨崩壊こそありませんが、現金不足や財政圧迫などの問題はいまだに起こっているようですね。
チュニジアの最低賃金と平均年収は?
チュニジアの最低賃金と平均年収を見てみましょう。チュニジアではSMIGと呼ばれる、職業間最低賃金が存在します。非農業部門の労働者に適用され、週の労働が48時間制だと528.32TND、40時間制だと448.24TNDと決まっているそうです。農業部門では別途規定があり、最低日給が20.32TNDだそうです。平均年収は840~940TNDですが、職種・業界や都市によって幅があります。
まとめ
チュニジアの通貨・ディナールについて、またチュニジアの賃金や年収について調査しました。1960年に旧通貨のフランに代わって導入されたディナールは、国外への持ち出しが法律で禁止されている通貨です。温暖な地中海性気候と美しいビーチでリゾート地としても人気があるチュニジアですが、キャッシュレス文化が完全に浸透しているわけではないため、訪れる際には現金を持ち歩くようにしましょう。
参考文献
- https://web.archive.org/web/20041212211356/http://www.bct.gov.tn/english/musee/
- https://banknotenews.com/?paged=2\&s=tunisia\&submit=Search
- https://en.wikipedia.org/wiki/Tunisian_dinar
- https://mercans.com/resources/statutory-alerts/tunisia-minimum-wage-and-tax-rate-changes
- https://www.xe.com/
- https://statistics.timecamp.com/average-salary/tunisia/








