【世界の通貨】セルビアの通貨(ディナール)|硬貨・紙幣・最新デザイン

【世界の通貨】セルビアの通貨(ディナール)|硬貨・紙幣・最新デザイン

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この記事では、セルビアの通貨(ディナール)のデザインや、セルビアでの最低賃金など経済事情について調べています。バルカン半島中部に位置する内陸国で、人口約700万人の国・セルビア。農業・製造業・ITサービス業が主な産業で、近年は東欧の中でもIT人材の集積地として注目されています。そんなセルビアの通貨・ディナールについてご紹介します。

目次

現在のセルビアの主要通貨

セルビアの主要通貨は「ディナール」です。「ディナール(dinar)」という名称は、ローマの銀貨 デナリウスに由来します。1214年頃、セルビア王国が独自の銀貨を製造し始めたことが起源とされ、その後オスマン帝国支配期にはオスマンの通貨が使われるようになりました。1990年代のハイパーインフレにより、セルビア・モンテネグロ連合の通貨として「セルビア・ディナール」が再導入。その後セルビアは独立しますが、現在もディナールが使われています。

セルビア通貨の表記

セルビアの国際通貨コードは「RSD」と表記されます。RSはセルビア共和国のISO国コード(Republic of Serbia)で、Dはディナールから来ています。「パラ(para)」という補助単位(1ディナール=100パラ)が制度上は存在するそうですが、すでに廃止されているそうですよ。セルビア・モンテネグロ連合時代には国コードが「CS」だったため、通貨コードは「CSD」でした。

現在の為替レート

セルビアで使われている通貨・ディナールのレートを見てみましょう。2026年
5月現在、1RSD=1.57JPYです。アメリカドルでは1RSD=0.009USD、ユーロでは0.008EURとなっています。ディナールは800年以上の歴史を持つ由緒ある通貨でありながら、20世紀には激動の時代を経験し、安定を取り戻した通貨。1995年に100ディナールで買えたものが、2026年には10,894ディナール必要な時代になっています。近年はインフレが改善されており、物価も安く使いやすい通貨となっているそうですよ。

セルビアの紙幣とコインの最新デザインと種類

セルビアで使われている通貨と紙幣のデザインをご紹介します。

5000ディナール紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものスロボダン・ヨヴァノヴィチスロボダン・ヨヴァノヴィチ 連邦議会の外観
デザイン詳細法学者・首相
緑・紫
透かしスロボダン・ヨヴァノヴィチ
大きさ76 × 159 mm

(画像の引用: https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/novcanice/

2000ディナール紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものミルティン・ミランコヴィッチミランコビッチ・サイクルの図解
デザイン詳細天文学者・気候科学者
オリーブ・橙
透かしミルティン・ミランコヴィッチ
大きさ74 × 155 mm

(画像の引用: https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/novcanice/

1000ディナール紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものジョルジェ・ヴァイフェルトジョルジェ・ヴァイフェルト セントジョルジェを描くホログラム
デザイン詳細実業家
赤・橙
透かしジョルジェ・ヴァイフェルト
大きさ72 × 151 mm

(画像の引用: https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/novcanice/

500ディナール紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものヨヴァン・ツヴィイチ様式化された民族的なモチーフ、セルビア国立銀行のロゴ
デザイン詳細地理学者
青緑色
透かしヨヴァン・ツヴィイチ
大きさ70 × 147 mm

(画像の引用: https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/novcanice/

200ディナール紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものナデジダ・ペトロヴィチナデジダ・ペトロヴィチ グラチャニツァ修道院
デザイン詳細画家
赤褐色・茶
透かしナデジダ・ペトロヴィチ
大きさ70 × 147 mm

(画像の引用: https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/novcanice/

100ディナール紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものニコラ・テスラニコラ・テスラ 電磁誘導エンジンの設計図、放電写真
デザイン詳細物理学者・発明家
透かしニコラ・テスラ
大きさ68 × 143 mm

(画像の引用: https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/novcanice/

50ディナール紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものステヴァン・ストヤノヴィチ・モクラニャツステヴァン・ストヤノヴィチ・モクラニャツ バイオリンや楽譜
デザイン詳細作曲家
透かしステヴァン・ストヤノヴィチ・モクラニャツ
大きさ66 × 139 mm

(画像の引用: https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/novcanice/

20ディナール紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものペタル・ペトロヴィチ・ニェゴシュペタル・ペトロヴィチ・ニェゴシュ ツェティニェ修道院
デザイン詳細詩人・モンテネグロ主教
透かしペタル・ペトロヴィチ・ニェゴシュ
大きさ64 × 135 mm

(画像の引用: https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/novcanice/

10ディナール紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものヴーク・ステファノヴィチ・カラジッチヴーク・ステファノヴィチ・カラジッチ 筆記具、セルビア語アルファベット
デザイン詳細言語学者・民俗学者
黄色
透かしヴーク・ステファノヴィチ・カラジッチ
大きさ62 × 131 mm

(画像の引用: https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/novcanice/

20ディナール硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものミハイロ・プピン国章
デザイン詳細物理学者
素材銅・ニッケル・亜鉛合金
大きさ28 mm
重さ9.00 g

(画像の引用:https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/kovanice/

10ディナール硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものベオグラード夏季ユニバーシアード国章
素材銅・ニッケル・亜鉛合金
大きさ26 mm
重さ7.77 g

(画像の引用:https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/kovanice/

5ディナール硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものクルシェドル修道院国章
素材鉄芯・銅メッキ(多層構造)
大きさ24 mm
重さ5.78 g

(画像の引用:https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/kovanice/

2ディナール硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものグラチャニツァ修道院国章
素材鉄芯・銅メッキ(多層構造)
大きさ22 mm
重さ5.05 g

(画像の引用:https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/kovanice/

1ディナール硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものセルビア国立銀行の建物国章
素材鉄芯・銅メッキ(多層構造)
大きさ20 mm
重さ4.20 g

(画像の引用:https://nbs.rs/en/novac-i-placanja/kovanice/

偽札を防ぐためにしていること

セルビアの紙幣において偽札を防ぐために施されているのは、以下の通りです。

  • セキュリティスレッド(キリル文字とラテン文字)が埋め込まれている
  • 透かし合わせの図柄が施されている
  • ホログラムが施されており左右に傾けると図が動いて見える
  • 色変化インクが使われており斜めから見ると色が変わる
  • 凹版印刷が施されている

セルビアの最低賃金と平均年収は?

セルビアの最低賃金と平均年収を見てみましょう。セルビアの最低賃金は、2026年第2四半期に改定していました。現在は87,511RSDで、日本円にすると137,541JPYほどになります。2001年には、823RSD(1,294JPY)と過去最低を記録したこともあるそうですよ。この月収を年収に換算すると1,050,132RSDとなります。日本円にすると1,652,028円となります。給与自体を見ると日本よりも低めですが、セルビアは物価の安い国なので、それほど悪くない生活水準を維持できるようです。

まとめ

セルビアの通貨・ディナールについて、またセルビアの賃金や年収について調査しました。セルビアのディナールには、セルビアの文化・科学・芸術・学問に多大な貢献をした人物が印刷されており、国の誇りを体現するラインナップでした。セルビアは科学大国として発信し続けており、EU非加盟かつ発展途上国という立場を考えると、その生産性も評価されるべき国の1つでしょう。セルビアではまだ現金文化が根強いため、訪れる際には通貨について知っておくと良いでしょう。

参考文献

  1. https://www.xe.com/
  2. https://nbs.rs/en/indeks/
  3. https://jp.tradingeconomics.com/serbia/minimum-wages
  4. https://jp.tradingeconomics.com/serbia/wages
  5. https://newt.net/srb/mag-528624802

この記事を書いた人

今まで勉強してこなかった歴史と経済にハマり、仕事を辞めて世界を放浪中。旅行をしながらその土地の文化と歴史に触れています。キャッシュレスが進む昨今ですが、意外と貨幣にはその国の歴史が詰まっていました。いつ現金がなくなるか分かりませんが、今だからこそ世界のお金のトレビアを紹介します。

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