日本のお札の原料!「ミツマタ」の魅力と特徴とは?紙幣の原料の話

日本のお札の原料!「ミツマタ」の魅力と特徴とは?紙幣の原料の話
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皆さんは日本円のお札の原料が「ミツマタ」という植物であることをご存知でしょうか。

ミツマタは岡山県北部山中などで栽培されていますが、インテリアとしても使われることが多いと言われています。

では、お札の原料でもあるミツマタには、どのような魅力と特徴があるのでしょうか。

そこで今回は、日本のお札の原料の「ミツマタ」の魅力と特徴などを詳しく解説していきたいと思います。

目次

日本のお札の原料「ミツマタ」の魅力とは?

日本ではお札の原料として使われているミツマタですが、中国を原産としている落葉低木の常緑樹で、枝が3本に分かれて成長することから名前が付けられたようですね。

日本円の原料として使われているミツマタの魅力と特徴を詳しく解説していきたいと思います。

インテリアにもなる

お札の原料として知られているミツマタですが、最近ではインテリアとして使われるようにもなっています。

特に人気が高いのはミツマタの枝の皮を剥ぎ、漂白処理をした「晒しミツマタ」です。加工、処理されたミツマタはとても白く、ウェディングブーケや生け花、アート作品に使われることもあります。ミツマタをインテリアとして使う場合には、大きな花瓶に入れるだけでも良いですし、ちょっとしたオーナメントを飾ることも可能です。

値段は4,800円以上!

漂白処理などを行い、加工してミツマタを販売している専門のお店があり、そこでは50㎝~80㎝の通常サイズが税込4,800円で販売されています。

思ったよりも高いと感じた人もいると思いますが、高品質なミツマタを取り扱っているので、このような値段になっているようですね。

良質なミツマタを取り扱っているのは「TSUKIGIみつまた」というお店で、様々な大きさのものや染色したものも取り扱っています。130㎝を超えるサイズのミツマタは税込16,690円から販売されているようですね。

「ミツマタ」の特徴とは?紙幣の原料の話

ミツマタは紙幣の原料として使われていますが、なぜ活用されているのでしょうか。紙幣の原料として使われている理由は主に3つあります。

それでは、ミツマタが紙幣の原料となっている理由を1つずつ詳しく見ていきましょう。

頑丈さ

ミツマタが紙幣の原料とされている理由は頑丈さが関係しています。ミツマタの繊維は柔らかく、頑丈で耐久性に優れているというのが特徴です。

紙幣は自動販売機やATMといった機械に取り込まれても簡単に破れないですし、水に濡れても乾かせば、問題なく使うことができます。

このような頑丈さにはミツマタの繊維の柔軟さと耐久力が関係しているようですね。

質感

紙幣の原料としてミツマタを使うことで、紙に高級感を与えることができます。ミツマタは紙幣だけではなく、和紙にも使われていて、表面に光沢を与え、上品な質感を表現してくれていますね。

もし、紙幣にミツマタを使わなければ、一般的な紙と同じような質感になってしまいます。

日本の技術力の高さを示す意味でもミツマタが原料として使われているのですね。

触り心地

多くの人も感じていると思いますが、一般的な紙と紙幣では触り心地に大きな違いがあります。

ミツマタが使われている紙幣は、滑らかだけどつるつるしすぎておらず、適した厚みをしていますよね。この独特な触り心地こそがミツマタの特徴となっています。

まとめ

今回は日本のお金の原料となっているミツマタの魅力と特徴などについて解説してきました。

紙幣の原料として使われているミツマタは中国原産の植物で、岡山県北部の山中などで栽培されている植物です。ミツマタはインテリアやアート作品、生け花にも使われることが多く、3つの枝が分かれて伸び、加工・処理することで真っ白になります。

ミツマタは頑丈さや質感、触り心地などが優れているため紙幣の原料として使われているので、しっかりと覚えておきましょう。

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この記事を書いた人

今まで勉強してこなかった歴史と経済にハマり、仕事を辞めて世界を放浪中。旅行をしながらその土地の文化と歴史に触れています。キャッシュレスが進む昨今ですが、意外と貨幣にはその国の歴史が詰まっていました。いつ現金がなくなるか分かりませんが、今だからこそ世界のお金のトレビアを紹介します。

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