【世界の通貨】キルギスの通貨(ソム)|硬貨・紙幣・最新デザイン

【世界の通貨】キルギスの通貨(ソム)|硬貨・紙幣・最新デザイン

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この記事では、キルギスの通貨(ソム)のデザインや、キルギスでの最低賃金など経済事情について調べています。キルギス共和国は中央アジアに位置する内陸国で、人口は約730万人。首都はビシュケクで、公用語はキルギス語とロシア語です。かつてはソビエト連邦の一部でしたが、1991年に独立しました。周辺国との貿易が盛んで、多様な民族構成も特徴的なキルギスの通貨について、調べてみました。

目次

現在のキルギスの主要通貨

キルギスの主要通貨は「ソム」です。ソムは1993年に導入され、旧ソ連「ルーブル」に代わる国の独自通貨として、定着しました。補助単位としてトゥインがあり、硬貨・紙幣としてさまざまな額面が流通しているんです。日常の買い物やサービス支払いに広く利用されています。キルギスではキャッシュレス決済も徐々に普及しているそうですが、都市部以外では現金も用いられていますので、この記事で通貨デザインについて知ってみてくださいね。

キルギス通貨の表記

キルギスの国際通貨コードは「KGS」と表記されます。通貨記号としては、下線付きの「C」という記号が使われていますが、2017年に導入されたばかりで、変換しても出てこないことがあります。紙幣や為替表示では「KGS」や「с」のように表記され、日常の価格表示では金額の後ろに「сом」と付けられることも一般的だそうですよ。ソムは地域通貨としての認知度とともに、周辺諸国との経済取引でもこの表記がなされています。

現在の為替レート

キルギスで使われている通貨・ソムのレートを見てみましょう。2025年12月現在、1KGS= 1.78JPYです。アメリカドルにすると0.01USD、ユーロだと0.009EURです。ソムは米ドルや日本円に比べて1単位あたりの価値が小さく、額面が大きく見える通貨。物価は日本や欧米と比べると安いですが、インフレや都市部での需要増もあり、上昇傾向にあるそうですよ。

キルギスの紙幣とコインの最新デザインと種類

キルギスで使われている通貨と紙幣のデザインをご紹介します。 

5,000ソム紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものスイモンクル・チョクモロフの肖像画「アラ・トゥー」ビルの図柄
デザイン詳細キルギスの俳優兼芸術家首都で最も古い映画館の一つ
透かしスイモンクル・チョクモロフ
大きさ156×73(mm)

(画像の引用:https://nbkr.kg/DOC/19072024/000000000062730.pdf

1,000ソム紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものユーサフ・バラッサグン建築記念碑タフティ・スライマンの肖像
デザイン詳細中世の著名な詩人であり哲学者
グレー
透かしユーサフ・バラッサグン
大きさ150×71(mm)

(画像の引用:https://nbkr.kg/DOC/01062023/000000000060624.pdf

500ソム紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものサヤクバイ・カララエフマナス廟
デザイン詳細語り手
透かしサヤクバイ・カララエフ
大きさ160×76(mm)

(画像の引用:https://nbkr.kg/DOC/01062023/000000000060624.pdf

200ソム紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものアリクル・オスモノフイシククル湖
デザイン詳細キルギスの詩人、劇作家
黄色
透かしアリクル・オスモノフ
大きさ155×74(mm)

(画像の引用:https://nbkr.kg/DOC/01062023/000000000060624.pdf

100ソム紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものトクトグル・サティルガノフトクトグル水力発電所の滝
デザイン詳細キルギスの著名な民主主義者、思想家
透かしトクトグル・サティルガノフ
大きさ132×63(mm)

(画像の引用:https://www.nbkr.kg/DOC/22022024/000000000061947.pdf

50ソム紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものアラン・ツァリツァウズゲン建築群
デザイン詳細政治家キルギスタンのシルクロードの古代遺跡の一つ
オレンジ
透かしアラン・ツァリツァ
大きさ126×61(mm)

(画像の引用:https://www.nbkr.kg/DOC/22022024/000000000061947.pdf

20ソム紙幣

デザイン表(Front)裏(Back)
描かれているものトゴロク・モルドタシュ・ラバト
デザイン詳細作家、詩人、教育者キルギスタンのシルクロードの古代遺跡の一つ
透かしトゴロク・モルド
大きさ120×58(mm)

(画像の引用:https://www.nbkr.kg/DOC/22022024/000000000061947.pdf

10ソム硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)


描かれているものクコルキルギス共和国の国章と発行年
デザイン詳細キルギスの国民的飲料「キュムズ」を入れる伝統的な革製の容器
素材ニッケルメッキ鋼
大きさ24.5mm
重さ5.4g

(画像の引用:https://nbkr.kg/index1.jsp?item=1745&lang=ENG

5ソム硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)


描かれているものクコルキルギス共和国の国章と発行年
デザイン詳細キルギスの国民的飲料「キュムズ」を入れる伝統的な革製の容器
素材ニッケルメッキ鋼
大きさ23mm
重さ4.2g

(画像の引用:https://nbkr.kg/index1.jsp?item=1630&lang=ENG

3ソム硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)


描かれているものクコルキルギス共和国の国章と発行年
デザイン詳細キルギスの国民的飲料「キュムズ」を入れる伝統的な革製の容器
素材ニッケルメッキ鋼
大きさ21mm
重さ3.2g

(画像の引用:https://nbkr.kg/index1.jsp?item=1629&lang=ENG

1ソム硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)


描かれているものクコルキルギス共和国の国章と発行年
デザイン詳細キルギスの国民的飲料「キュムズ」を入れる伝統的な革製の容器
素材ニッケルメッキ鋼
大きさ19mm
重さ2.5g

(画像の引用:https://nbkr.kg/index1.jsp?item=1628&lang=ENG

50トゥイン硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)


描かれているものキルギス共和国の国章と発行年
素材真鍮メッキ鋼
大きさ17mm
重さ1.8g

(画像の引用:https://nbkr.kg/index1.jsp?item=1627&lang=ENG

10トゥイン硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)


描かれているものキルギス共和国の国章と発行年
素材真鍮メッキ鋼
大きさ15mm
重さ1.3g

(画像の引用:https://nbkr.kg/index1.jsp?item=1626&lang=ENG

1トゥイン硬貨

デザイン表(Front)裏(Back)


描かれているものキルギス共和国の国章と発行年
素材真鍮メッキ鋼
大きさ14mm
重さ1g

(画像の引用:https://nbkr.kg/index1.jsp?item=3906&lang=ENG

偽札を防ぐためにしていること

キルギスの紙幣において偽札を防ぐために施されているのは、以下の通りです。2023年以降の新シリーズ紙幣には、複数の偽造防止機能が組み込まれています。

  • セキュリティスレッドが埋め込まれている
  • 両面で合わせると模様が完成する画像が印刷されている
  • 触感のある盛り上がったインクが使われている
  • 傾けることで色が変わるカラーシフトインクが使われている

キルギスの最低賃金と平均年収は?

キルギスの最低賃金と平均年収を見てみましょう。キルギスの法定最低賃金は、月額約2460ソムで、直近数年で大きな変動はないようです。これは、経済発展の中で労働者保護を意識した数字ですが、国際的には比較的低い水準であることが分かっています。平均賃金は、1ヶ月あたり約43,600ソム程度で、経済全体の伸びとともに賃金も増加傾向にあります。ただし、地域や産業、また首都圏と地方で格差が見られるようです。平均年収は、単純に月給×12で算出すると、約523,200ソムとなります。

まとめ

キルギスの通貨・ソムについて、またキルギスの賃金や年収について調査しました。キルギスに旅行する際は、治安・自然環境・インフラ事情に注意すると安心です。現金文化も残るため、地方ではソムの現金を用意しておくと便利です。現金を持ち歩く場合には、スリや置き引きに気を付けて貴重品を管理しましょう。雄大な自然と素朴な人々の暮らしを体感できる国で、アウトドア好きには魅力的な旅行先ですよ。

参考文献

  1. https://nbkr.kg/index.jsp?lang=ENG
  2. https://www.xe.com/
  3. https://en.wikipedia.org/wiki/Kyrgyz_som
  4. https://jp.tradingeconomics.com/kyrgyzstan/minimum-wages

この記事を書いた人

今まで勉強してこなかった歴史と経済にハマり、仕事を辞めて世界を放浪中。旅行をしながらその土地の文化と歴史に触れています。キャッシュレスが進む昨今ですが、意外と貨幣にはその国の歴史が詰まっていました。いつ現金がなくなるか分かりませんが、今だからこそ世界のお金のトレビアを紹介します。

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