金本位制とは?紙幣の始まり?仕組みやメリットをわかりやすく解説!

金本位制とは?紙幣の始まり?仕組みやメリットをわかりやすく解説!

皆さんは「金本位制」という言葉をご存知でしょうか。金本位制は歴史の教科書の中で出てくる言葉ですが、あまり詳しい意味を知らないという人も少なくありません。

金本位制は紙幣の始まりなのか、仕組みやメリットについて気になりますよね。そこで今回は、金本位制とは紙幣の始まりなのか、仕組みやメリットなどを分かりやすく解説していきたいと思います。

目次

金本位制について

1987年(明治30年)から日本で「金本位制」が採用され、世界中の国から信用されるようになってきました。しかし、その後に起きた世界恐慌などを理由に廃止されています。

金本位制は金(ゴールド)と各貨幣の価値を同じにするという制度です。昔の日本では物々交換を行ったり、小判などを用いて取引を行っていました。しかし、常にお互いが納得できる物々交換が行える訳ではないですし、偽物が流通してしまうデメリットも抱えていたそうです。

そういった問題を解決するために注目されたのが、世界的にも希少価値の高い金でした。

金が紙幣に変わっていった?

金は希少価値が高く、世界的にも信用度が高いです。しかし、少量であれば持ち運ぶことができる金ですが、何万円分になるとかなり重量があります。

持ち運ぶのが大変などのデメリットを解消するためにできたのが、国が発行する「兌換紙幣」です。兌換紙幣は国が保有する金と同じ量が作られ、いつでも交換することができます。

こういった流れがあるため、金本位制は紙幣の始まりとも考えられているようですね。

金本位制の仕組みやメリットとは?

金本位制は各国で使われている貨幣と世界的にも信用度が高い金といつでも交換できるようになっているため、価値を担保しています。金というどこでも通用するものと同量、同価値である兌換紙幣を発行することで。重たくて運べないというデメリットを解消してきました。

では、金本位制のメリットとはどのようなことが挙げられるのでしょうか。

それでは、金本位制のメリットを詳しくみていきましょう。

インフレ防止

金本位制のメリットはインフレ防止です。

金本位制は自国で保有している金の量以上に通貨を発行することができないようになっています。それは自国の通貨と金の価値がリンクしているからです。

これにより、国は景気が悪くなったからといって貨幣を大量に発行することができません。インフレは必要以上に貨幣を発行すると、その価値が下落してしまい、物価が上昇してしまうというものです。

そのため、大量に紙幣を発行できない金本位制にはインフレを防止するというメリットがあるとされています。

為替相場が固定されている

金本位制が採用されていた頃は、金の価値が基準になっていたので為替相場が固定されていました。金の価値は常に高く、現在でも資産として保有している人も多いですよね。

一方で、現在の制度では円やドルが日々の情勢によって変化し、常に把握しておく必要があります。

金本位制は為替相場が固定されているので、各国の通貨の価値が分かりやすく、スムーズに取引を行えるといったメリットがあるとされていますね。

輸出入が行いやすい

現在は金本位制が採用されていないため、日々の為替相場によって輸出入に影響を与えることがあります。

しかし、金本位制は金の価値が基準となっているため、為替相場が固定されて輸出入が行いやすいというのがメリットです。

現在の制度では為替相場によって得をしたり、損をしたりすることがありますが、金本位制の場合はそういったリスクがなく、活発に取引を行うことができます。

まとめ

今回は、金本位制とは何なのか、紙幣の始まりなのか、仕組みやメリットを分かりやすく解説してきました。

簡単に説明してしまうと、金本位制は自国の通貨と金の価値を同じにし、信用度を高めるという制度です。しかし、金は重たくて運べないため、同じ価値を持つ紙幣を発行することで、デメリットを解消しました。

金本位制にはインフレ防止、為替相場の固定、輸出入が行いやすいというメリットがありましたが、経済を調節しにくいなどのデメリットもあり、その後、廃止されています。

この記事を書いた人

今まで勉強してこなかった歴史と経済にハマり、仕事を辞めて世界を放浪中。旅行をしながらその土地の文化と歴史に触れています。キャッシュレスが進む昨今ですが、意外と貨幣にはその国の歴史が詰まっていました。いつ現金がなくなるか分かりませんが、今だからこそ世界のお金のトレビアを紹介します。

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