【大判小判の価値】寛永通宝(新寛永)の値段と種類一覧!現在だといくら?

【大判小判の価値】寛永通宝(新寛永)の値段と種類一覧!現在だといくら?
  • URLをコピーしました!

「寛永通宝」(新寛永)は1626年から1953年の300年間も使用されていた日本の歴史上でも有名な古銭となっています。「寛永通宝」には「古寛永」と「新寛永」という2つの名称がありますが、作られた時代によって区別されているのが特徴です。1669年以降に作られたのが「新寛永」と呼ばれています。

では、歴史的価値があるとされている「寛永通宝」(新寛永)の価値はどのくらいあるのでしょうか。

そこで今回は、「寛永通宝」(新寛永)の値段と種類、現在だといくらになるのか詳しく調査していきたいと思います。

目次

寛永通宝(新寛永)の値段と種類一覧!

「寛永通宝」は「古寛永」、「新寛永」の2つがありますが、どちらも材質は銅や鉄、精鉄、真鍮などが使われることが多かったそうです。当時は小判や丁銀を使うことは滅多になく、庶民にとって高額であったことから「寛永通宝」(新寛永)のような古銭は使いやすく、広く広まったと言われています。

庶民の間で多く広まった「寛永通宝」(新寛永)の値段と種類はどうなっているのでしょうか。

「寛永通宝」(新寛永)の値段と種類を詳しくみていきましょう!

値段

「寛永通宝」(新寛永)は「銅一文銭」、「鉄一文銭」、「真鍮四文銭」、「鉄四文銭」などがあります。現在の価値に直すと、「一文銭」が37.5円、「四文銭」が150円ほどです。

特徴としては、裏面に波形が刻まれていていないのが「一文銭」、刻まれているのが「四文銭」となっています。

種類

「寛永通宝」(新寛永)の種類などはこのようになっています。

名称特徴
正字背文表面の「永」の字に特徴があり、裏面に「文」と刻まれている
文銭裏面に「文」の文字が刻まれているだけで、それ以外に特徴がない
石ノ巻銭裏面に「仙」の文字が刻まれているのが特徴
小梅銭裏面に「小」という文字が刻まれている
下野国足尾銭裏面に「足」と刻まれ、大きさがまばらになっている

寛永通宝(新寛永)は現在だといくら?

「寛永通宝」(新寛永)は全部で5種類ありますが、それぞれ裏面に異なる文字が刻まれているという特徴があるため見分けがつきやすいのも特徴となっています。

では、「寛永通宝」(新寛永)は現在だといくらくらいの価値があるのでしょうか。

「寛永通宝」(新寛永)は現在の価値に換算すると、いくらになるのか詳しくみていきましょう!

石ノ巻銭

「寛永通宝」(新寛永)の中で最も価値が高いとされているのは「石ノ巻銭」です。「石ノ巻銭」は1728年に宮城県石巻市で製造されたことが名前の由来となっており、発行された枚数がそれほど多くないので価値が高くなっています。

「石ノ巻銭」の買取価格は保存状態などによりますが、1,000円〜10,000円前後だと言われているようですね。

文銭

「文銭」は1688年に製造された貨幣で、流通した数が少ないので、他の「寛永通宝」(新寛永)よりも少し価値が高めになっています。「文銭」は裏面に「文」と刻まれている以外に特徴がないため、「島屋文」や「正字背文」と見分けるには表面の文字をしっかりと確認しなければなりません。

「文銭」の買取価格は500円〜1,000円前後となっています。

小梅銭

「小梅銭」は1737年に「小梅村」という所で製造されたことからその名が付けられました。そのため、「小梅銭」の裏面には「小」という文字が刻まれています。

「小梅銭」はそれほど珍しい古銭という訳ではないので、買取価格は500円〜1,000前後です。

まとめ

今回は日本の古銭の中でも最もメジャーといえる「寛永通宝」(新寛永)の価値や値段、種類などを詳しく調査してきました。

「寛永通宝」には「新寛永」と「古寛永」という2つの名称がありますが、どちらも「一文銭」、「四文銭」として使われ、現在の価値に換算すると、それぞれ37.5円、150円となります。

「寛永通宝」(新寛永)は全部で5種類ありますが、高いもので10,000円、ものによっては買取価格が10円となる古銭もあるようです。

古銭などを買取に出すときはしっかりとした専門の業者に出すようにしましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

今まで勉強してこなかった歴史と経済にハマり、仕事を辞めて世界を放浪中。旅行をしながらその土地の文化と歴史に触れています。キャッシュレスが進む昨今ですが、意外と貨幣にはその国の歴史が詰まっていました。いつ現金がなくなるか分かりませんが、今だからこそ世界のお金のトレビアを紹介します。

目次