新紙幣はタンス預金のあぶり出し?預金封鎖?新札発行の裏の目的に迫る!

新紙幣はタンス預金のあぶり出し?預金封鎖?新札発行の裏の目的に迫る!
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日本はアメリカなどと比べて、株式などの投資よりも銀行やタンス預金(自宅でお金を保管すること)といった形で貯蓄する割合がかなり高いです。タンス預金は高齢者の方がやっていることが多く、あるデータによると、日本には総額30兆円~80兆円のタンス預金があると推測されているとか。以前より、タンス預金が問題視されていたこともあり、今回の新紙幣発行にはある目的があると噂されているそうです。そこで今回は、新紙幣発行の目的がタンス預金のあぶり出しなのか、預金封鎖などの様々な噂について調査していきたいと思います。

目次

新紙幣発行はタンス預金のあぶり出し?

2024年7月3日から新紙幣が発行されたわけですが、表の目的は紙幣の偽造防止といわれています。新紙幣は世界でも初の3Dホログラムが採用されていたりと、セキュリティ機能が強化されていますね。しかし、新紙幣発行の裏の目的と考えられているのがタンス預金のあぶり出しです。日本には総額30兆円~80兆円のタンス預金があると推測されています。これだけのお金が市場に出て、経済を回してくれれば、インフレ解消の可能性があるため、新紙幣発行の裏の目的がタンス預金のあぶり出しだと考えられてるのではないでしょうか。

タンス預金の危険性とは

日本では貯金が一番安全性の高い資産の増やし方と考えている人が多く、現金を手元に置く人も少なくありません。いざという時に、現金が手元にあることは便利なことでもありますが、大金をタンス預金する場合にはいくつかリスクがあります。

  • 地震や火事などによる紛失、盗難
  • 遺産分割のリスク
  • 利息・配当などがない
  • 疑わしい取引に該当する可能性がある
  • 税金問題

タンス預金にはどんなリスクがあるのか、1つずつ詳しく見ていきましょう。

地震や火事などによる紛失、盗難

現金は火災保険や地震保険の対象になっておらず、盗難に遭っても「1回につき20万まで」と決められているため、多くの現金をタンス預金していると、地震や火事などによって失うリスクがあります。また、手元に多額なお金を置くことは、泥棒などの被害にも遭いやすくなるため、注意が必要です。

遺産分割のリスク

相続をする人達が事前にタンス預金の存在や詳しい金額などを把握していて、遺言書などに明記されていない場合はトラブルになることが多いです。相続が終わった後にタンス預金が出てくるというケースもあり、それを巡り、争うことも多いため、タンス預金をする場合はきちんと遺言書に明記するか、銀行口座に入金しておくようにしましょう。

利息・配当などがない

投資や銀行や信用金庫の口座に入金しておけば、利息や配当が付く場合もありますが、タンス預金ではそれらが一切ありません。そのため、タンス預金は資産が増えることがなく、経済状況によってはお金の価値が下がるため、資産が減ることになります。

疑わしい取引に該当する可能性

大きい金額をタンス預金をしていて、その後、銀行口座に移したいと思う人もいると思います。しかし、その際に注意が必要なのが、「疑わしい取引」に該当する可能性があるということです。金融機関では、マネーロンダリングなどの犯罪に関わる可能性がある取引を防止するために「犯罪収益移転防止法」というのが定められています。金融機関では200万円を超える現金取引は本人確認が必要です。そのため、出所が不明な高額な取引だと判断される可能性があるタンス預金はリスクがあります。

税金問題

タンス預金は申告漏れが起きやすく、多額な現金を入金しようとすると、税務署の監視システムに引っかかることがあるそうです。そのため、タンス預金は税務署から目を付けられやすく、申告漏れのリスクがあるので注意しましょう。

新紙幣発行で預金封鎖?

新紙幣の発行に伴い、SNSを中心に旧紙幣が使えなくなり、預金口座が封鎖されるといった情報が錯綜しました。また、多くの若者が使っているアプリ「Tiktok」では旧紙幣が使えなくなるなどという、偽の情報が多く出回ったようです。預金封鎖や旧紙幣が使えなくなるという情報に関しては、そういったことは一切なく、現金を回収するための詐欺行為や暗号通貨に誘導するための偽情報である可能性が高いため、注意しましょう。

まとめ

今回は新紙幣発行がタンス預金のあぶり出しが目的だったのか、預金封鎖などの様々な噂について調査してきました。新紙幣発行の裏の目的はタンス預金のあぶり出しといわれていますが、これまで多発してきた紙幣の偽造を無くすためのセキュリティ対策だと発表されています。また、預金封鎖に関しても、現金を回収するための詐欺行為の可能性があるため注意が必要です。タンス預金は手元に現金があるというメリットもありますが、それ以上にデメリットが多くあるため注意しましょう。

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この記事を書いた人

今まで勉強してこなかった歴史と経済にハマり、仕事を辞めて世界を放浪中。旅行をしながらその土地の文化と歴史に触れています。キャッシュレスが進む昨今ですが、意外と貨幣にはその国の歴史が詰まっていました。いつ現金がなくなるか分かりませんが、今だからこそ世界のお金のトレビアを紹介します。

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